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痛風

痛風は、足の親指の付け根などに激しい痛みや腫れを引き起こす病気です。その痛みは「風が吹いただけでも痛い」と表現されるほどで、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。当院では、痛風の的確な診断と、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案し、痛みの緩和と再発予防に力を入れています。痛風発作でお困りの方はもちろん、健康診断で尿酸値が高いと指摘された方も、お気軽にご相談ください。早期の治療と生活習慣の改善で、痛風とうまく付き合っていくことができます。

痛風の症状について

痛風の最も特徴的な症状は、関節の激しい痛みです。特に多いのは足の親指の付け根ですが、足首、膝、肘など、他の関節にも起こることがあります。

痛風発作

痛風発作は、通常、夜間から明け方にかけて突然起こることが多く、以下のような経過をたどります。

  • 初期・・関節がズキズキ、あるいは刺すように痛み始めます。
  • ピーク・・痛みは数時間以内にピークに達し、耐え難いほどの激痛となります。
  • 炎症・・関節は赤く腫れ上がり、熱を持ちます。触れるだけでも激痛が走ります。
  • 期間・・発作は数日から2週間程度で自然に治まります。

発作の間隔は人によって異なり、数ヶ月に一度の人もいれば、年に数回繰り返す人もいます。発作を繰り返すうちに、関節の変形や慢性的な痛みが残ることもあります。

痛風結節

痛風を長年放置すると、関節の周りや皮下組織に「痛風結節」と呼ばれるコブができることがあります。これは、尿酸の結晶が沈着してできたもので、肘、膝、耳などに多く見られます。痛風結節は、痛みや炎症の原因となるだけでなく、関節の動きを制限することもあります。

痛風の原因について

痛風の主な原因は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことです。尿酸は、細胞の代謝によって生じる老廃物の一種で、通常は腎臓から尿として排出されます。しかし、尿酸が過剰に産生されたり、腎臓からの排泄がうまくいかなかったりすると、血液中の尿酸値が上昇し、結晶となって関節などに沈着します。この結晶が、白血球によって異物とみなされ攻撃されることで、炎症が起こり、痛風発作を引き起こします。

高尿酸血症の原因

高尿酸血症には、以下のような原因が考えられます。

  • 遺伝的な要因・・尿酸の産生や排泄に関わる遺伝子の異常。
  • 食生活の乱れ・・プリン体を多く含む食品(レバー、魚卵、ビールなど)の過剰摂取、果糖の多い清涼飲料水の摂取。
  • アルコールの多飲・・アルコールは尿酸の産生を促進し、排泄を抑制します。
  • 肥満・・肥満は尿酸の産生を増加させ、排泄を低下させます。
  • 腎臓病・・腎機能が低下すると、尿酸の排泄がうまくいかなくなります。
  • その他・・特定の薬剤(利尿薬など)の使用、ストレス、激しい運動など。

痛風の病気の種類について

痛風は、その進行度合いによって、以下のように分類されます。

  • 無症候性高尿酸血症・・血液中の尿酸値が高いものの、関節炎などの症状がない状態。
  • 急性痛風関節炎・・痛風発作が起こっている状態。
  • 慢性痛風関節炎・・痛風発作を繰り返し、関節の変形や痛風結節が見られる状態。

痛風を放置すると、腎臓に尿酸の結晶が沈着して腎機能が低下する「痛風腎」や、尿路に結石ができる「尿路結石」などの合併症を引き起こすことがあります。また、高尿酸血症は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病とも関連が深く、これらの病気を悪化させる可能性もあります。

痛風の治療法について

痛風の治療は、痛風発作の治療と、高尿酸血症の治療の2つに分けられます。

痛風発作の治療

痛風発作が起こった場合は、以下の治療を行います。

  • 薬物療法・・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、コルヒチン、ステロイドなどを使用し、炎症と痛みを抑えます。
  • 安静・・患部を安静にし、できるだけ動かさないようにします。
  • 冷却・・患部を冷やすことで、炎症を和らげることができます。

痛風発作の治療は、あくまで対症療法であり、根本的な解決にはなりません。発作が治まった後も、高尿酸血症の治療を継続することが重要です。

高尿酸血症の治療

高尿酸血症の治療は、以下の2つを柱として行います。

  • 生活習慣の改善・・食生活の見直し、アルコールの制限、適度な運動、水分補給などを行います。
  • 薬物療法・・尿酸降下薬を使用し、血液中の尿酸値を下げます。

尿酸降下薬には、尿酸の産生を抑える薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど)と、尿酸の排泄を促す薬(ベンズブロマロンなど)があります。患者さんの状態に合わせて、適切な薬を選択し、服用量を調節します。尿酸降下薬は、尿酸値を目標値(通常6.0mg/dL以下)に維持するために、長期間服用する必要がある場合があります。

院長より

痛風は、適切な治療を行えば、症状をコントロールし、健康な生活を送ることができる病気です。しかし、放置すると、関節の変形や腎機能障害などの合併症を引き起こす可能性があります。当院では、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に把握し、生活習慣の改善指導から薬物療法まで、最適な治療をご提案いたします。痛風発作でお困りの方はもちろん、健康診断で尿酸値が高いと指摘された方も、お気軽にご相談ください。私たちと一緒に、痛風とうまく付き合っていきましょう。

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